EMGALITY
エムガルティ
ガルカネズマブ(遺伝子組換え)
エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター・120mgシリンジ
- しくみ
- CGRPに結合して、その働きをおさえる抗体です。
- 使い方
- 初回は240mg(120mgを2本)、その後は1ヵ月ごとに120mgを皮下注射します。予定の日に注射できなかったときは、できるだけ早く注射し、その日から1ヵ月ごとに続けます。
- 主な副作用
- 注射部位の反応(赤み、かゆみ、内出血、腫れなど)14.9%、注射部位の痛み10.1%
片頭痛に関わる物質「CGRP(シージーアールピー)」の働きをおさえるお薬が、日本でも使えるようになっています。注射薬3種類と飲み薬2種類について、日本の添付文書(国の承認にもとづくお薬の公式な説明書)の内容に沿ってご紹介します。
CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、片頭痛の発作にかかわると考えられている物質です。
片頭痛のある方では発作のときに血液中のCGRPが増えていること、また、CGRPを投与すると片頭痛の発作が起こることが報告されています。
このページのお薬は、CGRPそのもの、またはCGRPが結合する「受け皿(CGRP受容体)」に働いて、CGRPの作用をおさえます。
| 商品名(一般名) | 種類 | 添付文書の用法・用量(成人) | 目的 |
|---|---|---|---|
| エムガルティガルカネズマブ | 注射 CGRPに結合する抗体 |
初回に240mg(120mgを2本)、以降は1ヵ月間隔で120mgを皮下注射 | 発作の予防(発症抑制) |
| アジョビフレマネズマブ | 注射 CGRPに結合する抗体 |
4週間に1回225mg、または12週間に1回675mgを皮下注射 | 発作の予防(発症抑制) |
| アイモビーグエレヌマブ | 注射 CGRP受容体に結合する抗体 |
4週間に1回70mgを皮下注射 | 発作の予防(発症抑制) |
| ナルティークリメゲパント | 飲み薬 CGRP受容体拮抗薬 (口の中で溶ける錠剤) |
発作時:1回75mg 予防:75mgを隔日(1日おき) どちらの場合も1日の合計は75mgまで |
2つの目的 発作時の治療(急性期治療)と予防(発症抑制) |
| アクイプタアトゲパント | 飲み薬 CGRP受容体拮抗薬 |
60mgを1日1回 (腎臓の働きや一緒に飲むお薬によっては10mgまたは30mgに減らします) |
発作の予防(発症抑制) |
※表は横にスクロールできます(スマートフォン)。どのお薬が合うかは、頭痛の状況や体質、ほかのお薬などをふまえて医師が判断します。
INJECTION注射薬 月に1回など、間隔をあけて皮下注射
EMGALITY
ガルカネズマブ(遺伝子組換え)
エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター・120mgシリンジ
AJOVY
フレマネズマブ(遺伝子組換え)
アジョビ皮下注225mgオートインジェクター・225mgシリンジ
AIMOVIG
エレヌマブ(遺伝子組換え)
アイモビーグ皮下注70mgペン
ORAL飲み薬 口から飲むタイプ
NURTEC
リメゲパント硫酸塩水和物
ナルティークOD錠75mg
AQUIPTA
アトゲパント水和物
アクイプタ錠10mg・30mg・60mg
※副作用は添付文書の「その他の副作用」から主なものを抜き出したもので、すべてではありません。%は添付文書に記載された頻度です。
※各お薬のカラーは、製造販売元の患者さん向け公式サイトの配色をもとにしています(各社のロゴではありません)。
掲載日:2026年10月10日(2026年10月9日に上記の版で内容を確認しています)。添付文書は改訂されることがあります。最新の情報は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の添付文書情報でご確認いただけます。
このページの内容は、各お薬の添付文書にもとづく一般的な情報です。お薬の使用は、医師の診察のうえで判断します。
監修:福井愛育病院 頭痛・睡眠障害(起床困難、過眠)専門外来