VOICE — 当院で働く小児科医の体験記
どちらも諦めなくて
良い環境に出会いました。
「小児の頭痛を自信を持って診られるようになりたい」というのが僕の医学部入学時の夢でした。初期研修医の時点で小児科医か頭痛診療かどちらかを選ばなければならないと感じて、まずは小児科医の道を選びましたが、小児科医で居続けたい・頭痛診療もしたい、そのどちらも叶えたいと考えて方々を探した先に出会ったのが福井愛育病院でした。どちらも諦めなくて良い環境に出会いました。
年間4桁の分娩数を誇り、この少子化のご時世に新生児室にズラッと並ぶ赤ちゃん達は壮観です。たくさんの元気な赤ちゃんを日々診させて頂いている事で、困りのある赤ちゃんを見つける感覚を維持出来ると考えます。治療が必要な赤ちゃんをNICU・GCUに繋げて、卒業した子達を健診や予防接種の中で成長発達を見守っていけることは小児科医の喜びと思います。
24時間対応が可能な病院です。子ども達は夜に状態が変わることは少なくありませんが、日中の受診で再診の基準を伝えて、そうなった場合に自施設でその後の対応が出来るという事は小児科医として大変ありがたい環境です。日中の診察に責任を持ち、親御さんの安心に寄り添う事が出来ると感じます。
土曜日を通常営業日としている病院のため、慢性期フォローの必要な子達を親御さんが通院させやすい点も魅力的です。
頭痛診療としては、小児科医として子ども達の全身を診る立場だからこそ必要なスキルと考えています。感染症・アレルギー・基礎疾患等々の数々の一般小児科診療の中でこそ生きるものと考えています。
二次性頭痛の除外のために、頭部CTやMRIの画像検査を速やかに行える体制がある事も心強いです。
公認心理師も二人在籍しており、心身両面でお子さんとご家族を支える地盤もあります。
CGRP関連薬の登場により、近年の頭痛診療の発展は目覚ましくありますが、小児科医として当院の院長はいち早くそれらを取り入れており、最先端を走っておられると感じています。受験進学期の子ども達の困りに寄り添い診断治療されて未来に繋げている姿は憧れであり目標です。
また実際に頭痛の子達を診させて頂いていると、睡眠の困りが背景にある子達が隠れている事を実感しますが、これも以前より当院の院長が叫ばれていることでした。当院は睡眠検査設備を有し、福井県で初めて日本睡眠学会専門医療機関A機関に認定されました。頭痛診療の奥深さを感じます。頭痛で悩む子達に寄り添う為の武器を1つずつ増やしていきたいと思っています。
これほどの症例数があるにも関わらず自分の仕事量が増えたとあまり感じないのは、スタッフの方々が医師の業務に専念出来るように訓練されており、配慮してくださっているためと実感します。院内でNCPRが更新出来る環境も大変ありがたいことです。また非常勤医師のご協力のおかげで当直数やオンコールの数も良心的で、自由の効く時間は増えたと感じています。木曜日が休診日な事も自由がきいて大変ありがたいです。
北海道で産まれ育ち、福井県ってどんなとこ?という状態で飛び込んだ私ですが、一市民としても住みやすく良い環境に身を置かせて頂いていると感じ、飛び込んでみて良かったと心から思っています。医局の垣根のようなものも感じず、子ども達を一緒に診る仲間として受け入れて頂いていることも大変ありがたいことです。
他にも数々の施設認定がある病院です。めいっぱい小児科医をやりながら、なりたい自分の像に近づける、福井愛育病院はそんな病院だと思います。