NICU - 地域周産期母子医療センター

赤ちゃんが生まれる前後の大事な時期を周産期といいます。当院では産婦人科と小児科の医師が常に連絡を取り合いながら、きめ細やかな周産期ケアを行っています。特にリスクがある妊婦さんに対しては、分娩の時期や方法、出産後の治療などについて充分な打ち合わせを行い、全力を挙げて母子ともに笑顔で退院できる日をめざしています。
双胎(ふたご)をはじめとする多胎の出産が多いのも特徴で、小さくなりがちな赤ちゃんが元気に生まれ、健康に育つようスタッフ一丸となって治療にあたっています。

通常に出生した児の診療

小児科医の立場からみると、通常に出生された赤ちゃんでも、軽い呼吸障害など観察が必要な児は時々おられます。重症な疾患はもちろんNICUへ入室しますが、軽症でも必要があればNICUにて管理させていただきます。

早産児の診療

早産で出生された赤ちゃんは35週以下であれば必ず、NICUにて管理させていただきます。 基本的に28週以降の早産児の診療も行っています。

先天性心疾患、新生児不整脈の診療

隣接する福井循環器病院は先天性心疾患の手術に対応している福井県で唯一の施設です。そのため当院では設立当初より小児の心疾患につき福井循環器病院と協力して診療しています。産婦人科との協力のもと胎児診断された先天性心疾患、不整脈にも対応しています。